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問題山積み大阪・関西万博 見どころは空飛ぶクルマ、ガンダム、吉本、月の石、2億円のトイレ 大手マスコミ、東京五輪に引き続き、協力か?
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来年開催予定の大阪・関西万博をめぐるごたごたが収まらない。
パビリオンに個別の空調を設置する例外を認めることは、「省エネ」を掲げる万博の理念に反するとの指摘に対し、自見はなこ万博担当相は、
「カーボンニュートラルの目標は達成できる」
と反論した。
万博の空調は、「地域冷房システム」で一括管理することで省エネを目指している。
ガスや空気で冷水を製造し、地下の導管でパビリオンに送る計画であったが、複数の参加国からは電気式の個別空調を利用したいという要請があったとのこと。
万博をめぐってはシンボルとなる“大屋根リング”をめぐって建設業界のトップが懸念を示した。
会場の周囲にリングが完成すると、建設用車両が出入りできる経路が狭まり、内側のパビリオン建設に遅れが生じる可能性があるという。
会場建設費は当初想定の2倍近くに増加。海外が独自出展するパビリオンはおよそ6カ国が建設予定であるが、着工済みは5カ国にとどまる。
しかしながら、万博は絶対開かれると断言してよい。なぜなら、日本のマスコミも”ひそかに”協力”しているからだ。
目次
・見どころは? 空飛ぶクルマ、ガンダム、吉本、月の石、2億円のトイレ
・石川・馳知事 維新顧問として万博を正当化?
・メディアも推進?
・見どころは? 空飛ぶクルマ、ガンダム、吉本、月の石、2億円のトイレ
そもそも今回の万博では、何が注目されるのか。最初は「空飛ぶクルマ」が注目された。
しかし空飛ぶクルマは航空機と同様に扱われ、安全認証が必要。このうち4つの企業グループのうち、2つは安全認証の取得が遅れ、そのうち1つは商用運航を諦めた(1)。万博中の運航は限定的となる可能性が高い
昨年10月には、国内の13の企業や団体が出展するパビリオンの中身が明らかに。バンダイナムコホールディングスは、アニメ「機動戦士ガンダム」の世界観を表現するパビリオンを計画。
また、松本人志の裁判で揺れる吉本興業ホールディングスのパビリオンでは、イベントやショーを想定。ちなみに吉本興業は、前会長の大崎洋氏が万博のイベント内容の「催事検討会議」で共同座長を務める(2)。
12月には1970年の大阪万博で人気を博した「月の石」を再び展示する構想が浮上し(3)、2月には2億円のデザイナーズトイレが設置されたこと判明。しかし、これらとて、万博の開催を正当化できる理由にはならない。
・石川・馳知事 維新顧問として万博を正当化?
問題は他にも。万博をめぐっては、開催予算が膨らむことに加え、元日に起きた能登半島地震の復興に予算や人員を集めるため、延期や中止を求める声もある。
事実、共同通信が2月3、4日に実施した世論調査では、地震の復興を優先して万博を「延期すべき」が27.0%、「時期を変えず規模縮小」が26.7%、「中止すべき」が17.6%。対して、「計画どおり実施」が27.1%だった。
7割以上の国民が、「万博よりも復興が優先」と考えているにも関わらず、地震による甚大な被害を受けた石川県の馳浩知事が、それでも「万博を推進せよ」と考えている。 2日のBSフジの番組で、
<「大阪万博、ぜひやっていただきたい」
「わが国の経済成長にも必要」>
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