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岩上安身のIWJ特報! 第636号 評論家・塩原俊彦氏インタビュー(その2)

岩上安身のIWJ特報!
  • 2024/02/29
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第636号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岩上安身のIWJ特報! 「クリミア半島が奪われることになれば100%と言っていいぐらい戦術核を使う 可能性が高まる! これは確実です!」 岩上安身によるロシア・ウクライナ研究の第一人者である評論家 元日本経済新聞記者・元朝日新聞モスクワ特派員・元高知大学大学院准教授・ 塩原俊彦氏インタビュー (その2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (その1)のつづき  2024年1月22日、ロシア・ウクライナ研究の第一人者である塩原俊彦氏に岩上 安身が行ったインタビューの続きである。 ・塩原俊彦氏(IWJ撮影、2024年1月22日) https://bit.ly/3Ib3Zp5  塩原氏は、ウクライナ紛争停戦のための「2度目のチャンス」として、米軍ト ップのマーク・ミリー統合参謀本部議長による、和平協議の機が熟したとする発 言を挙げる。しかし、バイデン米大統領はそれを無視し、ウクライナ軍支援が続 けられた。「バイデンが和平への道を閉ざした」と塩原氏は断じる。  塩原氏は「そもそも、アメリカは戦争をしたかった」として、その証拠に、ウ クライナ東部の和平のための2014年「ミンスク合意」は「ウクライナのための時 間稼ぎ」だったとする、独メルケル前首相の「爆弾発言」を挙げる。  その間に、米国はウクライナに武器を与え、軍事力を強化してロシアと戦争さ せたかったのだという。だからこそ、ウクライナのクーデターを支援したヴィク トリア・ヌーランド氏(当時、米国務次官補)を、改めて国務省次官に抜擢し、 「また戦争してもいいと言うシグナル」を送った。  インタビューは、ウクライナとロシア、米国の関係の背景にある、「ポグロム 」(ユダヤ人虐殺)や「ホロドモール」(農業集団化を強行するためソ連共産党 によって引き起こされた、主にウクライナ人に対する人為的飢饉)などの、歴史 的経緯に至る。  その上で塩原氏は、米国の長期的外交戦略の根幹にある、米国の繁栄のために 「ロシアの弱体化と領土分割」が必要とする考えを指摘。岩上は、ウクライナ侵 攻の背景にある、「国をバラバラにする」と言われ続けたロシアの危機感に言及 した。 (記事目次) ◆「2014年のミンスク合意はウクライナのための時間稼ぎ」と独メルケル前首相 が爆弾発言! 米国はウクライナに武器を与え、軍事力を強化してロシアと戦争 させたかった! ◆「我々の繁栄のためにはロシアの弱体化と領土分割が必要だ」という米国。ウ クライナ侵攻の背景には「国をバラバラにする」と言われ続けたロシアの危機感 がある!

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