ヒント:マッチングサービス事業のKPIがヒントです。
本日は、米国のマッチングサービス大手TinderとBumbleの決算から、米国のマッチングアプリの今後の成長戦略を考察します。
日本でもTinderやPairs、withなどのマッチングサービスは多数普及しており、一度は利用したことがある・聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
実際に、米国でも18-29歳の53%がマッチングサービスを利用したことがあるという調査結果もあり、若者を中心に浸透していると考えられます。
参考:Key findings about online dating in the U.S.
そんなマッチングサービスの米国大手TinderとBumbleは、どのような成長戦略を描いているのか、ぜひ読者の皆様も考えながら読み進めてください。
この記事では、1ドル=150円($1 = 150円)として、日本円も併せて記載しています。
Match Group / Tinder とは?
Match Groupは、米国の婚活サイト「Tinder(ティンダー)」や「Pairs(ペアーズ)」などのマッチングサービスを多数運営するグループです。
2009年2月に米国で創業し、2015年11月にNASDAQに上場、積極的なM&Aによって多くのマッチングサービスを買収して事業ポートフォリオを拡充しており、マッチングサービスの集合体とも言える最大手の企業です。
主力事業であるTinderは、自身の好みに応じて直感的に相手を選択し、互いにマッチングしたらメッセージのやり取りができるオンラインマッチングアプリで、米国や日本だけでなく世界中で事業展開しています。
Bumbleとは?
Bumble(バンブル)は、Tinder出身の女性が起業した会社で、2014年に創業して2021年にNASDAQに上場しました。同社の主力サービスは「Bumble」と「Badoo」というマッチングサービスです。
社名にもなっているBumbleは女性優先のマッチングサービスで、最初のメッセージは女性からしか送れない(裏を返すと男性は女性からの最初のアクションがないと何もできない)といった、女性起点のサービスが特徴です。
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