2024年01月26日
■ 活躍の舞台拡がる!外食サポート企業
吉野家ホールディングスなど、外食企業各社の業績が持ち直している。2023年9~11月期決算を発表した19社中では、18社の最終損益が前年同期比で改善。新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが5類に移行したことで人流が回復して客足が伸びたうえ、値上げやメニュー改善で客単価も向上した。
9~11月期決算を発表した19社合計の純利益は85億円と、前年同期の17億円から約5倍になった。ハイデイ日高の23年3〜11月期の単独決算は、売上高は31%増の360億円と同期間では過去最高。営業利益は24倍の36億円だった。そんな同社は、2024年以降、主力の東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県以外の関東地域で店を増やす。現状、1都3県以外は数店だが、エリア拡大で10年後をメドに全体の店舗数を約1.6倍の700店規模に増やすことを目指す。
同様に、展開エリア拡大や新規出店、人手不足対策などとして設備投資を傘下にする外食事業者が増えている。その恩恵は様々な「外食サポート企業」にも及んでおり、例えば厨房機器大手のホシザキは2023年12月期の連結純利益が前期比36%増の325億円になりそうだと先ごろ発表。従来予想(290億円)から35億円上振れするという。
顧客であるところの飲食店で客足が回復し、設備投資の需要が高まっていることで国内外ともに製氷機や冷蔵庫などの販売が想定を上回っている。以下に、いくつかの関連銘柄を示しておきたい。
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