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はじめに
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年末年始を挟み、騒動がやむことはない、ダウンタウン・松本人志のスキャンダル問題。
ところが、後追いするメディアを含め、どのメディアも松本人志個人一人に問題の焦点を集中させ、昨年のジャニー喜多川氏のように、旧ジャニーズ事務所全体の問題へと、火の粉が燃え上がらない。
問題の核心は、吉本興業が自民党や日本維新の会を含め、日本の”政治インフラ”と結託し、もはや権力の一部となっていること、それだけでなく、吉本興業の株主を各テレビ局 が所得し、吉本の”メディアの一部”と化し、利益相反の姿が現れていることだ。
だからこそ、”たかが”お笑い芸人にすぎない松本人志がこれほどまでに”アンタッチャブル”と化してしまった。
実際、吉本は近年、官公庁からの仕事の依頼も多いほか、政権与党との距離感を疑問視する声もある。また、吉本は2017年より、大阪市と市民サービスの向上および地域の一層の活性化を目的とした包括連携協定を締結。
一方、現在、吉本の本体である吉本興業ホールディングスの大株主は、東京・大阪のテレビ各局であるとう(1)。要は、吉本は「テレビ業界の子会社」のような位置づけに近い。
(1) 中嶋よしふみ・ITmedia「「テレビ局が株主だから大丈夫」宮迫・亮の謝罪会見に見る、吉本興業の深刻な勘違い」ITmediaビジネス ONLINE、2019年7月22日、
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/22/news065.html
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ドイツにおいて、プールの常識、変わる ”トップレス文化”再注目 裸はいつから恥ずかしくなったのか?
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ドイツにおけるプールの「常識」が近年、大きく変わり始めている。
2023年3月、市民プールの運営団体は、「誰でも上半身裸で利用できる」という新たな規定を採用。この背景には、「裸になる権利」を求める女性たちの異議申し立ての動きがあった。
動きのきっかけは、2021年6月20日にベルリンで起きた出来事。38歳の女性が、暑い日に6歳の息子と公園の水遊び場を訪れ、上半身裸でリラックスしていた。
しかし、公園管理者に下着着用を求められ、それに対して女性は「差別だ」と抵抗。この時、周りには多くの上半身裸の男性がいたとのこと。
その後、この女性は「全ての胸に平等を」という抗議運動を開始。彼女は、性的な視線によって女性の権利が不当に制限されていると主張し、ベルリン市の反差別法に基づいて是正措置を求めた。
そして賛同した市民らがデモ活動を繰り広げ、「トップレスか、暴動か」を合言葉に上半身裸で自転車を走らせるところまで、問題が大きくなった(1)。
申し立ての審査に当たった弁護士は結果、女性の訴えを認め、
「主観的な道徳感情は後回しにされなければならない。不快に感じて目をそらすことができる限りは、平等性を是とする」
と結論付け、区側はトップレスを認める方針を示す。
同様のケースは2022年12月、市民プールでも発生。こちらでも女性側の訴えが認められ、ベルリン全体の市民プールを運営する公営事業団は2023年3月、「トップレスでの水泳は誰にでも等しく許可される」と表明した。
目次
・ジェンダー平等と自由の象徴として
・ドイツのトップレス文化
・日本の事情
・ジェンダー平等と自由の象徴として
女性が上半身を覆う習慣は、ドイツを含む欧米で一般的であるが、この規範がどのように生まれたのかは興味深い問題だ。
ドイツ・フライブルク大学の社会学研究所のニナ・デゲレ教授は毎日新聞の取材に対し、女性の胸は生殖器である第1次性徴とは異なり、性ホルモンの作用によって生じる第2次性徴。
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