白馬社編集部と社会学作家・秋嶋亮の対談を収録した「週刊オンライン白馬社」の2023年12月の記事
をまとめて配信しています。
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★なぜ国会は重大な問題を何一つ取り上げないのか★
国会が開催されているけれど、なぜか肝心なことは何も取り上げない。薬害や、低年金や、国民負担
率が50%超えたとや、改憲などの重大な問題が全く質疑されない。なぜ日本の国会は優先度の低い問
題しか議論しないのか、編集部と秋嶋亮が驚くべき裏事情について解説します。
編集: なんかもうグダグダの国会ですね。どうでもいいことばかり議題ににして肝心な問題には触
れません。
秋嶋: 改憲、緊急事態条項、汚染水放出、超過死亡、薬害など重大問題は全てスルーですからね。
これはもう露骨な瑣末主義(重大な問題を扱わず優先度の低いことばかりを取り上げお茶を濁す議
会主義)です。
編集: 立民の福山哲郎が三宅防衛政務官のセクハラ問題を追及していましたが。
秋嶋: 防衛問題を突っ込むのなら、A)米国に命令されるまま国防予算を倍増させていること、B)倍
増した国防予算の約半分が米国製の兵器の購入に充てられること(アメリカの軍需産業のために日本
の納税者が苦しむこと)、C) 防衛装備移転三原則が骨抜きになり殺傷力のある兵器の輸出が解禁され
ること(これは明らかな違憲行為であること)、D)敵基地攻撃ミサイルの配備に伴い100箇所もの大型
弾薬庫が建設予定であること(有事の際には該当地域が攻撃対象になること)、など枚挙にいとまが
ないでしょう。そうやってわざと的を外しているわけですよ。
編集: 自民党の致命傷になる件には触れないお約束なわけだ。
秋嶋: そもそも立民は自公と連携し、税金を兵器企業に投入し関連工場の国有化すら可能にする
「軍需産業支援法案」を成立させています。与党と対立関係にあるどころか密接な共謀関係にある
わけです。
編集: これでは与野党の談合と言われても仕方ないでしょう。
秋嶋: セクハラ質疑は問題のすり替えであると同時に、国会に正常な対立項があると国民に錯覚さ
せるためのサイドショー(余興の演目)だったわけです。
編集: やはり日本の国会は重大問題を一切審議しない異常な談合体制なのですね。
昭島: 原発事故が12年も収束しないというメガ級の問題を取り上げないことに、その徹底ぶりが窺
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