今週は、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官の訪中が大きな話題となった。しかし、当の北京は思いのほか静かだ。
先進7カ国(G7)広島サミットでジョー・バイデン米大統領が、「(中国との)雪解けは近い」と発言したときも同じように反応は鈍かった。
根底には中国外交部報道官が「言行不一致」と繰り返すアメリカへの不信がある。
事実、中国のイメージを悪化させるためと思われる動きは、アメリカやその同盟国の間で一向に止む気配はない。
今月8日には米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が「キューバに中国がスパイ施設を設置してようとしている」と報じてワシントン周辺が騒がしくなった。疑惑は間もなく、ジョン・カービー米国家安全保障会議戦略広報調整官によって「正確ではない」と否定されたものの中国は反論に追われた。
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