やはり拡大した賃上げ格差
近年にない大幅物価高の中で、久々に賃上げムードが広がっています。その中でやはり大企業と中小企業とで、賃上げ力の格差が表面化しました。賃上げが新たな所得格差を広げる懸念があります。また今回の賃上げが今後新たな物価高へと転嫁されてゆく可能性にも注意が必要です。
「大手では”満額"連発」
先週今年の春闘の回答が集中しましたが、電機、自動車などでは相次いで「満額回答」がなされました。電機では最低5000円の賃上げをベースに個別交渉に臨みましたが、結果的にNECや富士通は個々に要求した7000円の賃上げが「満額回答」を得ました。自動車ではトヨタが定期昇給を組めて9370円、ホンダはやはり定昇込みで1万9千円、日産は1万2千円を満額回答しています。
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