最近、日本人の賃金が安いということがよくビジネス誌などで
言われるようになりました。
また2020年のOECDの公表データでは、日本人の給料は韓国
より安いことになっていました。
OECD加盟国の中で、日本の平均賃金は22位であり19位
である韓国よりも年間で38万円ほど安くなっているとい
う結果が出たのです。
ところで昨今、日本企業は、世界中に工場をつくったり子会社
をつくったりしています。
欧米でも日系企業で働いている人はたくさんいるのです。
では、欧米の日系企業の従業員も、日本と同様に賃金が据え置か
れたのかというと決してそうではありません。
欧米の日系企業の従業員たちは、他の欧米企業の従業員たちと
同様かそれ以上に賃金は上昇しているのです。
欧米では政府の定めた最低賃金が年々、段階的に上昇しており、
また他の大企業も賃金を上昇させているので、日系企業だけが賃
金を下げるわけにはいかないのです。
欧米の労働者は日本の労働者よりも20~30%賃金が高いです
が、欧米の日系企業もその高い賃金は支払っているのです。
賃金が据え置かれ下げられてきたのは、日本のサラリーマンだけ
なのです。
なぜ日本のサラリーマンだけが賃金が下げられてきたのでしょ
うか?
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