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● Debbie Downer I don’t wanna be Debbie Downer. 「ネガティブなことは言いたくないけど」 〈解説〉 上の続き。 オハイオ州の民主党のティム・ライアンは上院選の敗北を認め、共和党のライバルであるJ.D.バンスに電話でconcession speech「(選挙での)敗北宣言」したことを誇らしげに支持者に伝えました。 これは、政治的右派election denier 「2020年の大統領選の結果を否定し続ける人々=バイデン大統領を正当に選ばれた大統領と認めない人々」に対しての鋭い非難でした。 ティム・ライアンの言葉の一部がこれ↓ As someone who was the Democratic nominee, I had the privilege to concede this race to J.D. Vance, because the way this country operates is that you lose an election, you concede. 「民主党の候補者だった者として、私はこの選挙戦でJ.D.バンスに勝利を譲る特権を得ました。この国の運営方法は、選挙に負けたら譲るというものだからです」 これを聞いたJ.D.バンスは、ライアンの敗北宣言をvery gracious「とても丁重な/上品な」と呼んだそうです。 この話が大好きだとSaraが言うと、Joyが I don’t wanna be Debbie Downer.と口を挟みました。 Debbie Downerとは、「否定的、あるいは、悲観的な人」という意味。ものごとの悪い面ばかり話して、他の人の熱意や楽しみを減らしてしまう人を指します。 Debbie Downer は、アメリカのコメディバラエティー番組『Saturday Night Live』に出てくるキャラクターの名前。 2004年に初めて番組に登場。ネガティブなことを言っては、会話を中断させるこのキャラクターは、アメリカの女優、コメディアンRachel Dratchによって演じられ、その人気とともに Debbie Downer が「否定的、あるいは、悲観的な人」という意味のスラングになりました。 つまり、せっかくの美談の後だけど、Joyは、このような民主的な考え方をしているのは、大多数ではないという厳しい現実を指摘したのでした。 ▼これらのセリフの動画はこちら!

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