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号外6 20大の報告から読む習近平が恐れること

富坂聰の「目からうろこの中国解説」
 中国共産党第20回全国代表大会(以下、党大会もしくは20大)が開幕し、世界のメディアが一斉に報じた。  党大会のたびに思うことだが、1時間45分の習近平中国共産党中央総書記(以下、党中央総書記または総書記)の政治報告をどうやって短い紙面にまとめるのかは、頭の痛い作業であると同時に、網羅することはそもそも絶望的だ。  このことは、膨大な情報から1つの話題を選ぶという重責をメディアが担っていることを意味し、受け手は注意が必要だ。例えば日本のメディアであれば、日本人が興味をもつ話題やキャッチーな話題を取り上げる傾向を持つが、それが中国の向かう方向と本当に一致しているかといえば決してそうではないからだ。  事実、各国の報道をながめてみると、やはり最も注目されたのは台湾問題だった。

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