▼▽▼ Vol.406
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佐高信の筆刀両断~二股の“両岸”岸信介~
2022/8/26
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◆目次
1・筆刀両断 二股の“両岸”岸信介
2・会えなかった人(32) 武谷三男の「闘いの書」
3・雑記
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1・筆刀両断 二股の“両岸”岸信介
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安倍晋三の祖父の岸信介が孫の統一教会との縁の出発点である。
岸について、私が快哉を叫んだエピソードがある。
岸が首相の時だったかはわからないが、
岸恵子が岸が開いたパーティーに招かれてそれを断ったという。
そのことを先輩の高峰秀子に話したら、高峰はさらっと、
「岸は岸でも向こう岸だものね」
と言ったとか。
私は2人の女優に拍手を送ったが、
岸信介は基本的には「向こう岸」でも
“両岸”と呼ばれていたことを私は学生時代からの友人の岸井成格に教えられた。
『毎日新聞』の主筆も経験した岸井は、
2006年に出した私との対談『政治原論』(毎日新聞社)で、
岸が社会党(右派)から出ようとしたこともあると言い、その後をこう続けている。
「革新官僚のつながりで言うと三輪寿壮という東大新人会出身の政治家が社会党にいて、
これが東大時代、岸の無二の親友なんだよ。
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