喜多川泰のLeader’s Village 第20号です。
「1年生になったら」
という言葉の続きに浮かぶ言葉は?
と聞かれたら、おそらく多くの人は
「友達100人できるかな」
では?
僕も無邪気に歌っていたのかも。
覚えてないけど。
でも、小学校5年生のとき「友達」の定義がわからなくなった。
きっかけは学校の先生による調査。
ある日、プリントが配られて、
「友達を三人、親友を一人書きなさい」
って言われたんですね。
子供ながら「嫌なこと聞くなぁ」と思った。
「見ててわからないの?」
「何のために?」
と疑問が次々湧いてくる。でも「先生の言葉は絶対!」という年代。
クラス中がざわついている。
「お前、俺書くよな?俺も書くから」
なんてやりとりが聞こえてくる。
もちろん先生は、
「はいはい、黙ってやる!」
と促す。そこで考えちゃったんですね。
「友達って何?」
というわけで今週は、特に子供や若いうちに伝えたい、将来必要になるであろう能力についてのお話。
早速行ってみよう!
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それまで僕は「友達って何?」ということをちゃんと考えていなかった。
休みの日など、やることがない時は河川敷に行ったら、だいたい十人前後で野球をしている奴がいる。「よして(「仲間に入れて」という意味)」と言って仲間に入れてもらう。駄菓子屋に行って誰かがやっているテレビゲームを眺めていると「ザリガニ取りにいこや」と誰かが言う。自分も一緒についていって夢中になってザリガニやカメを取ったりする。
自分の中ではそこにいるみんな友達だと思っていた。
ところが「友達三人、親友一人」と言われてしまうと、誰を書けばいいのかわからない。
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