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第223回 ビットコインを中心とした先週の動き、ブロックチェーンを活用した再生可能エネルギーの最前線
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▼今回の記事
まず今回もいつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨の先週の動きを概観する。次にメインテーマとして、再生可能エネルギーとブロックチェーンの最先端のプロジェクトを紹介する。
▼停滞しているビットコイン相場
先週と今週、ビットコインは大暴落しているわけではないが、相場はあいかわらず停滞している。現在、258万円前後で取引されている。
暗号資産分析プラットフォームの「Coinglass」によると、ビットコインは2022年の第2四半期に56.2%下落した。それは、ビットコインの価格が67%下落した2011年の第3四半期以来、ビットコインの最悪の四半期となった。大部分の損失は、ビットコインが37%急落した6月の月に発生し、2011年9月以来最悪の月間下落率になった。
6月の下落は、マクロ経済センチメントの低下、インフレの懸念、暗号通貨取引所、「Celsius Network」の破綻懸念、暗号資産ヘッジファンド、「Three Arrows Capital」の破綻などであった。。
そのような状況で、先週もさまざまな予測が出ている。しかし、少しづつではあるが今後の相場を悲観する予測よりも、底値打ちが近いとする比較的に楽観的な
展望も多くなっている。
●著名なストラテジストのコメントや予測
注目されている一つの予測は、「JPMorgan」の著名なストラテジスト、ニコラス・パニグリッツオゴロウのコメントだ。この人物によると、いま資本力が弱く債務の大きい暗号通貨の取引所が破綻の危機に直面しているが、より強力なバランスシートを持つ企業が苦境にある企業の救済に熱心であるという。
これは、弱い企業が破綻を回避する必要から、手持ちの暗号通貨を一斉に売り、それが相場をさらに下げるという負の循環に入ることを阻止する意味がある。これは、ビットコインを中心とした暗号通貨の下落を止める肯定的な兆候であるとしている。
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