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第221回 ビットコインを中心とする先週の全体的な動き、医療分野のブロックチェーンの現状 その2
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▼今回の記事
今回もいつものように、先週から今週にかけてのビットコインを中心とした暗号通貨の全体的なトレンドを紹介する。次にメインテーマとして、医療分野におけるブロックチェーンのその2として、この分野の概要といま注目されているプロジェクトを紹介する。
▼下げが止まらない暗号通貨
先週に引き続き、ビットコインを中心とした暗号通貨の下落が止まらない。
ビットコインの価格は、6月19日には前日比で9.7%も急落し、1万8600ドル(約240万円)を割り込んだ。「コインデスク」によると、ビットコインがこの水準にあったのは2020年11月で、6万9000ドル(当時の為替レートで約777万円)に近い史上最高値を更新する過程であったという。業界では、再び2万ドルを下回ることはないだろうと考えていた人が多かった。
ビットコインは現在、ピークに達して以来、その価値の70%以上を失っている。イーサリアムも人気のある暗号通貨だが、ここ数週間は暴落している。
暗号通貨業界は、金融市場全般が乱高下するなかで混乱を見せている。この1週間は、コロナウイルスが大流行した初期の2020年以来、株式市場は最悪の状態に陥った。株式もそうだが、今後ビットコインを中心とした暗号通貨の相場がどうなるのか、市場では不安感が蔓延している。いまはビットコインは少し値を戻し、260万円台(1万9000ドル台)の後半で取引されている。
●暴落の理由
ビットコインを中心とする暗号通貨は、過去10年で3回ほど暴落している。今回は2018年以来の暴落である。今回の下落の理由ははっきりしている。以下の3つが原因だ。
1)IT企業の株価の急落
株式市場は弱気局面へと向かっている。ITセクターの株式が最も大きな打撃を受けた。新興技術ということもあり、暗号通貨の相場はIT関連株のパフォーマンスと密接にリンクしている。特に「ナスダック」のIT株との連動が顕著だ。IT株の下落が、暗号通貨の相場を押し下げている。
2)レバレッジの拡大
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