対中包囲網の構築を目的にバイデン政権が積極的に動いたこの二週間余り、アメリカはかえってその限界に直面したようだ。
アメリカ外交の狙いは気心の知れた仲間(主に西側先進国)から、さらに広い世界に「アメリカ側」か「それ以外か」を問いかけ、立場を鮮明させることだった。当然、「それ以外」からの引き剝がしが目的だった。
ターゲットは東南アジアと中南米だ。具体的には前者がインド太平洋経済枠組み(IPEF=5月23日)であり、後者が米州首脳会議(6月8日~10日)である。
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