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第241号.年金受給者の退職改定と、65歳以上の人が在職し続ける間の1年ごとの年金額変更。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 ーーーーーーーーーーーーー 1.令和4年4月から変わった在職者の年金額の変更 ーーーーーーーーーーーーー 令和4年4月からは在職中の年金変更のやり方が一部変更されました。 1つは在職中の年金停止基準の緩和。 2つ目は65歳以上の人が在職中は1年ごとにそれまで働いた期間で年金額を増額させる事です(在職定時改定)。 年金停止基準の緩和は65歳未満の年金受給者に関係するのですが、この方々の年金停止がかかりにくくなりました。 在職中の年金を停止する時はその月の給与(標準報酬月額)と、直近1年間に貰った賞与(標準賞与額)、そして老齢厚生年金(報酬比例部分のみ)の月額を元に計算します。 例えば標準報酬月額が24万円、直近一年間に貰った賞与が60万+60万=120万円なら月換算すると10万円、老齢厚生年金を10万円とします。 ーーーーーーー ※補足 直近一年間というのは、例えば現在が5月なら前年6月から現在の5月までの1年間を言います。 なので、6月と12月にそれぞれ賞与を60万円貰ったら、現在5月時点ではその合計120万円が年金停止に使われる賞与です。 しかし、翌月6月になれば前年の6月に貰った賞与60万円がまるまる外れるので、年金停止に使うのは12月の60万円のみとなります(今年6月に賞与が無いものとして話していますのでご注意ください)。 ーーーーーーー

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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