No.518 (2022年05月08日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
「資産所得倍増プラン」みたいな話が続くようであれば、何をする必要があるのか?
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岸田文雄首相は何でも「検討する」としか言わないので国民から「検討師」と言われるようになっているのだが、私はこの首相は「検討師」というよりも「詐欺師」に堕してしまったのではないかと思っている。
「令和版所得倍増プラン」がいつの間にか「資産所得倍増プラン」に変わったのは、実は詐欺としか言いようがないものだったのである。
首相になる前→令和版の「所得」倍増プランを検討
首相になった後→「資産所得」倍増プランを検討
「所得」と「資産所得」はまったく違うものだ。似たようなことを言っているが、まったく違う。よく考えてみれば分かるはずだ。
所得倍増=給料の倍増
資産所得倍増=投資利益の倍増
最初は確かに「所得倍増=給料の倍増」と言っていたのである。これが実現できるのであれば非常に素晴らしいことではないか。日本の高度経済成長期に所得倍増計画を打ち出した池田勇人首相のように、令和版の所得倍増が本当に実現できれば日本は沸いただろう。
しかし、岸田首相は首相になった瞬間に、自分が喧伝していた令和版所得倍増プランを「文字通りの所得倍増を指しているものではない」とか言って引っ込めて、今度は所得倍増を誤魔化すように「資産所得倍増」とか言い出しているのである。
これでは資産がゼロの国民は永遠にゼロである。なぜなら、ゼロにどのような数字をかけてもゼロでしかないからだ。
しかも、もっとひどいのは「資産所得倍増=投資利益の倍増」も、間違いなく「口だけ」で、絶対に実現できないものである。なぜなら……
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