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158回 正義は誰が決めるものか

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
前回のオンラインイベントの告知で申し込みのリンクが間違っているということを教えていただくご連絡を受けた。 正しいリンクは 「コロナとメンタルヘルス」オンラインイベント | Peatix https://peatix.com/event/3174174/view である。 謹んでお詫びする。 実は、今回のトークショーの対談相手の高橋祥友先生は、私がいちばん尊敬し、信頼する精神科医なのだが、この対談は実りあるものだった。 その中で私自身も気づかなかった視点に、人間というものは、急性のストレスには意外に耐えられるが、本当に心を蝕むのは慢性のストレスだということだ。 今のウクライナにいる人などをみて、メンタルヘルスは大丈夫だろうかと、一般の人だって、精神科医だって心配になる。 しかし、気が張っているし、何より命がかかっているから意外に心を病まない。 ところが戦争が仮に停戦になっても、いつ敵が再び襲ってくるかわからないとか、いつ終わって平穏な生活が送れるかわからないというような慢性のストレス状態になるとじわじわと心がまいっていく。 今回はコロナとメンタルヘルスについての対談だったが、今のコロナ禍は、そのようなステージに入っている気がする。 確かにまんぼうは解除されたが、みんながマスクをして、コロナ感染を恐れながら生活をしている。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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  • 毎週 土曜日(年末年始を除く)