No.509 (2022年03月06日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
金融経済も実体経済も悪化して波乱の真っ只中。しかし勘違いしてはいけないこと
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ロシアのウクライナ侵攻がさらに泥沼化している。この暴挙によってロシアはSWIFTからの排除、預金封鎖、株式売買禁止、海外資産凍結、国債のクーポン支払い禁止と強力な金融制裁され、あげくの果てにクレジットカード大手のビザとマスターカードも業務停止、ペイパルも使えなくなっている。
今、世界で起きているのは、グローバル社会からロシアという国が「忽然と姿を消した」という状況なのである。当然のことながら、全世界の金融市場は大混乱をきたしており、基本的に「下」を見る様相となっている。
現代の資本主義の総本山であるアメリカの株式市場も2022年に入ってからまったく良いところなしの状態だが、アメリカだけでなく日米欧すべての国の株式市場が下落基調となっている。
おまけにアメリカのFRB(連邦準備制度)は慎重な見通しではあるものの3月の利上げはあり得ることを表明している。利上げは基本的に株式市場を下落させる要因の1つなので、ここでも株式市場は「下」を見る様相となる。
下に落ちながら乱高下する市場というのは、誰にとってもキツい局面だ。
当たり前だが、こんな時にのこのこと株式市場に出かけても一発でやられるか、もしくは「労多くして功少なし」で、得られるものは少ない。
しかし、実はこういう状況だから世界中からアドレナリン過剰のトレーダーが集まって鉄火場で熱い賭けをするようになる。たとえて言えば、戦争があるからそこに飛び込む戦争中毒の傭兵みたいなものだ。
世の中には、生き残れるか死ぬかのハイリスクのゲームが好きな人がいるのだ。ハイリスクは魅力なのである。銃弾一発で死ぬか重度の障害者になるのだが......
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