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『 田中優の未来レポート 』
第254号/2022.2.28
http://www.mag2.com/m/0001363131.html
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どうしたら安心できる生活ができるだろうか(中)
母はぼくが中学に入る頃に亡くなってしまって、その後の家庭は崩壊した状況だった。そのせいもあって、自分自身の安心できる家庭を早く持ちたかった。そして高校入学後に学校が嫌になって退学して、以来働きながら生活していた。その頃は中卒ではまともな仕事に就くことができず、必死に働いても評価されないばかりか、生活できるだけの給与も得られなかった。その頃に希望していたのは、風が吹いてもガタガタいわないサッシの部屋に住んで、安心して暮らしたいということだった。
「大検」(今は「高卒認定試験」というが、ぼくの頃は「大学入学資格試験」だった)を受けて「大学受験」をし、後に大卒となって公務員試験を受けたのは、安心できる立場に自分を置きたいという気持ちが大きかったからだ。
そして51歳になって勧奨退職して自営となり、講演や執筆で稼ぐようになった。今は妻と幼い子と共に静かな暮らしをしているが、自分を含む小さな家庭を大事にしたいという思いがあったからだ。
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