令和3年 2月26日
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FRI Magazine523号
FRI Magazineのご紹介
FRI Magazineは、各一流メディアに掲載されたビジネス記事を題材に、その裏にある構造の分
析、独自の視点を配信し、読者の方に「ビジネスの読み解き方」を指南するキュレーション型
メルマガです。今、この世界で生きのこる有効な手段は、我々を取り巻くビジネス環境を正し
く理解し、正しく読み解くことです。また、それらの分析が我々の日常にどう影響を表すか、ど
のような戦略で変化を乗り切るかを提言します。
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上場の意味について考えてみよう
ベンチャーを起こす起業家にとって上場は大きな目標だろう。上場の目的は色々言われるが、
もっとも分かりやすいのはサラリーマンでは一生稼げないような数億という金が個人の懐に入
ることだ。だから、上場間際の会社というのは株を持っている役員達はそわそわするが、従業員
は「上場して何が変わるの?」と覚めた気持ちになっていることが多い。ストレートに言えば、
株式を持たないものにとって上場に個人的インセンティブはない。むしろ、上場維持に必要な仕
事が増えるだけだ。
【株式会社の仕組み】
株式会社というが、わかりやすくその仕組みを解説すると、会社というのを始めるときに10
00万円を3人で出資したとする。一人が400万円で、二人が300万円づつだしたとしよう。
この3名が株主となり、それぞれ40%と30%づつ株を持っていることになる。
会社というのは、この「株主」のものなのだ。3人が1000万円で株式会社を作ったが、3
人共忙しい。そこで、この会社の経営を任せられる代表をどこからか連れてきて経営の舵取りを
させる。その場合、代表は株主に雇われたサラリーマンであり、会社は代表のものではない。だ
から「社長」といっても会社のオーナーではないのだ。会社はあくまでも株主のものなのである。
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