アメリカが民主主義サミットというのを始めたらしい。
中国は対抗して、アメリカが人種差別そのほかでひどいことをしているという宣伝放送をしているようだ。
実際、民主主義の定義は難しい。
国民全員(子供は除くのだろうが)に選挙権を与えて勝った方が国の政治の方向性を決めるというのが民主主義というのなら、どうしても少数民族には不利な政策がとられる。
それ以上に問題なのは、多数決で勝てば、国を好きに運用できるということであれば、為政者というのは、上手に国民を洗脳しようとするだろう。
日本の為政者というのは、経済を発展させる力も、国際政治で自国を有利なように導く力もまったくないが国民を洗脳する能力だけはすごい。
30年も国の経済成長がなく、実質賃金も上がらず、いろいろな経済指標での国際順位も下がり続けているのに、選挙では強い。
さらに、野党に政権を譲った時代が、暗黒の時代という風に国民のほとんどが思っている。
その当時、民主党は震災後、ずっと国会を開き続けていたのに自民党のほうは審議拒否を当たり前のようにやっていたことを国民のほとんどに忘れさせている。また衆議院では過半数だが参議院では少数与党だったので、いろいろな政策の実現を邪魔し続けてきたのは自民党のほうなのに、決められない政党というレッテルが民主党にはものの見事に貼られた。
テレビ局の数が少ないことをいいことに、どの局にも似たようなことを言わせて、国民の思考能力を麻痺させている。
この洗脳能力のすごさは、独裁国家の比ではない。
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