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言いすぎか!!
弁護士北村晴男 本音を語る
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Vol.126
2021.9.30
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目次
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【1】 『日本のリーダーは誰が適任か』
【2】 『北村晴男の"素"』
【3】 『番組出演予定
イベント情報』
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【1】 『日本のリーダーは誰が適任か』
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メディアは誰を首相にしたかったのか
昨29日(水)に行われた自民党総裁選は、決選投票の結果、岸田文雄さんが選出された。
第1回投票の国会議員票の開票で高市さんが114票を獲得し、河野さんの86票を大幅に上回った際には、プレスルームに集まった100人以上の報道陣からは「うわあ~」と、大きな驚きの声が上がったという(国会議員票は、岸田さん146票、高市さん114票、野田さん34票、党員票は河野さん169票、岸田さん110票、高市さん74票、野田さん29票)。
誰が首相に相応(ふさわ)しいかという告示前の世論調査では、河野太郎さんが33%と最多で、石破茂さんが16%、岸田文雄さんが14%、高市早苗さんが8%、野田聖子さんが3%(朝日新聞社:9月11、12日実施)。
いち早く出馬を表明した高市さんは、「総裁選まで乗り切れるか」とまで一部週刊誌に疑問視された。だが、討論会を重ねるたびに躍進。支持率を上げていった。
理由は、高市さんのブレない政策論だ。河野さんは、意味不明なボヤッとした言葉を繰り出すのみ。
だが大手メディアは世論調査の結果と政局しか報じない。
日本記者クラブでの討論会第二部において、各候補者の発言時間を算出すると、河野さんが20分以上。一方の高市さんは11分未満。
対中国、対韓国、憲法に関する重要問題について発言を許されたのは、河野さんと岸田さんだけ。「4人に質問しても大丈夫なんですか?」といった会話まで漏れ聞こえてしまったぐらいで、記者クラブ内に高市さんになるべく喋らせまいとする強い意図が働いているように感じた。
大手メディアはそこまでして、誰を首相にしたかったのか。
なぜ大手メディアは報じない
「日本端子は河野事務所に併設する一族企業。1995年に北京事務所開設、翌年香港、07年に江蘇省蘇州、12年同省昆山に進出、更に17年は広州に貿易公司設立。多くの中国進出企業は中国共産党の軛(くびき)から逃れられない。社員はいわば人質。一族企業-中国-太陽光発電…“政治家河野太郎”の政治信条は理解し易い」
軛(くびき)とは、牛馬の首にあてて車を引かせる横木のことで、転じて「人の思考や行動の自由を束縛(そくばく)するものをさす。
9月19日(日)の門田隆将さんのツイートだ。これをきっかけに、SNS上では大騒ぎ。
わたしは驚くとともに、これまで不思議だと思っていたことがすべて氷解(ひょうかい)した。
日本端子とは、河野さんの父親、河野洋平さんが大株主で、弟の河野二郎さんが社長の会社。河野さんも1993年から9年間取締役を務めていたファミリー企業で、河野さん自身も株を保有している。
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なぜ「イージス・アショアの配備中止」なのか
もう1つは、「突然のイージス・アショアの配備中止」の件だ。
昨年(2020年)6月15日。河野防衛大臣(当時)は、突然、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の停止を表明。
迎撃ミサイルを発射した際に切り離す「ブースター」の落下について、民家などへの落下を回避するには再開発に2,000億円余りの追加投資が必要となり、すでに支出した2,000億と合わせると「投資に見合わない」との判断から中止したと説明した。敵国からのミサイル攻撃がなされる場面にもかかわらず、民家の被害を考えるのは単なるアホだ。少しでも判断力があればそんな理由で停止するはずがない。
そこでわたしは、「今やミサイルは直線的に又は放物線を描いて飛んでくるのではなく、くねくねと不規則な軌道を飛んでくる。なのでこれを撃ち落せる可能性は少ないと考えたのか。多額のお金を投入してもミサイルを撃ち落とせないのであれば、敵基地攻撃能力の保有など別のシステムでミサイル防衛を整備した方が良いと河野さんは考えたのかな」と、善意に解釈していた。
ところが、今回の党首討論では、「敵基地攻撃能力については、昭和の議論だ」と言い出した。「そんなものは要らない。そんなことをすれば、かえって不安定要因になる」と言う。
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