第660回 スマートロジスティックスとデジタル人民元、最近デビッド・ウイルコックが言っていること

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第660回 スマートロジスティックスとデジタル人民元、最近デビッド・ウイルコックが言っていること …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事の要約 今回はメインテーマとして、いま水面下で起こっている大きな変化について紹介する。 いま中国のTPP加入申請、米英豪の中国を意識した新しい安全保障の枠組みの立ち上げ、中国最大手の不動産会社、「恒大」の破綻と金融危機懸念など中国を取り巻く情勢が慌ただしくなっている。これらがいま起こっている世界の地政学的な転換をさらに加速させる出来事になるかもしれない。 しかしながら、実はこうした動きの水面下でさらに大きな変化が起こっている。むしろこちらの方が、今後の世界秩序の変化を決定することになる大きな要因になるかもしれない。それは、「スマートロジスティックス」による革命と「デジタル人民元」の本格的な導入である。 「スマートロジスティックス」は最先端のテクノロジーを全面的に活用した物流革命だ。これによって既存のグローバルなサプライチェーンは大幅にアップグレードされ、物流にかかる時間とコストは大幅に削減される。いまこれは大規模に導入が進められている。 このように物流の時間を大幅に短縮させた「スマートロジスティックス」は、既存のドルベースの「SWIFT」を使った国際決済システムのスピードではまったく対応できない。せっかく最先端の「スマートロジスティックス」が導入されても、既存の決済システムが障害となり、メリットが生かされない。素早いリアルタイムの決済を実現するシステムが必要になる。 そのようなときに登場したのが「デジタル人民元」だ。これを「スマートロジスティックス」に活用すると、国際決済は瞬時に済んでしまう。「スマートロジスティックス」の拡大とともに「デジタル人民元」の国際化も進展するだろう。そして、このような状況が拡大することで、ドルベースの決済システムは放棄され、それとともに「デジタル人民元」が徐々に基軸通貨になるのかもしれない。 最後に、アメリカのニューエイジ系カルチャーのリーダーの一人であるデビッド・ウイルコックの最近の発言について紹介する。 長年ウイルコックは、人類の意識変化が加速するアセンションの時期がやってくると主張していた。彼の発言には相当な説得性があり、これを信じるものも多かった。しかし、現実にはウイルコックが予告したようなことはなにも起こっていない。それについてウイルコックはどのように考えているのだろうか?今回はそれを紹介する。 ▼いま中国を巡って水面下で起こる大きな変化 それでは早速今回最初のテーマを書く。いま水面下で起こりつつある中国を巡る大きな変化だ。これが、これからの世界の地政学的な変化を主導する動きになる可能性もある。 中国を巡る動きが慌ただしい。まず、総額33兆円を上回る巨額負債を抱える中国不動産大手「中国恒大集団」の経営危機だ。これが「第二のリーマン・ショック」になるのか世界の金融関係者が警戒を強めている。経営破綻に追い込まれれば、中国の金融システムや不動産市場全体にも打撃を与えかねず、習近平政権の出方が注視される。 次に、中国を意識した新しい安全保障の枠組みの形成だ。9月15日、アメリカとイギリス、オーストラリアの3か国は、中国を念頭に、「AUKUS(オーカス)」と呼ばれる新たな安全保障の枠組みを創設し、オーストラリアの原子力潜水艦の配備を支援することを決めた。これに伴ってオーストラリアがフランスと共同で進めてきた潜水艦の開発計画は破棄されることになった。もちろん中国は、これに対する反発を強めている。 さらに中国は、環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請した。昨年11月、習近平国家主席がTPP加盟を積極的に検討すると明言していたので、これが現実化したのだ。今年に入ってから、中国はいくつかのTPP加盟国と非公式の協議を水面下で精力的に重ねていた。
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