━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 087
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、中国のネットで生まれた洗脳神曲についてご紹介します。
洗脳神曲というのは、頭にこびりついて離れなくなる曲のことです。日本でも、ピコ太郎のPPAPが世界中に拡散をしたことがありました。
中国で生まれた洗脳神曲は、ドリンクスタンド「密雪氷城」のテーマソングで、アメリカ民謡「オー・スザンナ」の替え歌です。これが爆発的に拡散をし、膨大な二次創作動画が生まれました。もちろん、密雪氷城の売上にも大きな効果を与えました。
しかし、これは単なる流行現象ではありません。密雪氷城では、SNSやショートムービーサービスの特性を分析し、どのような手順で、どのようなコンテンツを投下していけば、サービス間で影響しあって拡散が起こり、最終的に店舗売上に結びつけられるかという戦略を立て、ねらって行ったものでした。
もちろん、ここまで爆発的に流行したのは、いい意味での想定外だったかもしれません。最初に火がつくところは確かに偶然の要素もありましたが、いったん火がついてから拡散をし、店舗売上に着地させるところは明らかに緻密な戦略が組まれていました。
今回は、洗脳神曲の背後に隠されたプロモーションロジックについてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 087
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼目次▼
洗脳神曲「密雪氷城」の背後に隠されたプロモーションロジック
小米物語その5
アリババ物語その5
今週の「中華IT最新事情」
Q&Aコーナー
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)