「なぜ長者番付が廃止されたのか?」「非正規雇用は税金払いすぎ」「日本国民を戦争に走らせた超格差社会」ほか

大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 2021/08/16
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昨日は終戦記念日でしたね。 今回は、太平洋戦争の原因をお金の面から探ってみたいと思 います。 太平洋戦争というと、「軍部の暴走」ということばかりが 取りざたされます。 が、この「軍部の暴走」について、あまり語られてこなか った歴史的事実があります。 それは、「当時の国民は、軍部の暴走に熱狂していた」と いうことです。 満州事変から2,26事件まで、国民の多くは軍部を圧倒 的に支持していました。 軍部が暴走するほど、国民の支持は高まるというような状 況だったのです。 なぜ軍部の暴走を国民は歓迎したかというと、戦前の日本 は現代以上の「超格差社会」だったからです。 戦前の日本経済は、一部の財閥に支配されていました。 終戦時、三井、三菱、住友、安田の4大財閥だけで、全国 の企業の資本金の49,7%を占めていました。 資産額ではそれよりももっと高い比率を占めていたとされ ます。 日本経済の過半は、数家族の財閥に握られていたのです。 財閥がどれほどの財力を持っていたのか、わかりやすいの が「旧財閥邸」です。 現在、東京には旧財閥家の邸宅が、博物館や記念館などに なっているケースが多々あります。 たとえば、上野公園の中にある都立庭園の「旧岩崎邸」や 東京都北区にある都立庭園の「旧古河庭園」などです。 上野公園の「旧岩崎邸」は、東京の一等地に1万6千平方 メートルにも及ぶ広さを持つ大邸宅です。 外国人が設計した西洋風建築物でビリヤード場まであり ます。 訪れたことがある人は、その広さに驚かれたはずです。 しかもこの大邸宅は、岩崎家が所有していた邸宅のほんの 一部に過ぎません。 さらに岩崎家の財産の大半は不動産ではなく株券でした。 岩崎家の財力がいかに大きかったかということです。
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  • 元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授。「正しい税務調査の受け方」や「最新の税金情報」なども掲載。主の著書「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)
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