vol.083:簡単ではない自動運転ロボタクシーの事業化。試験運行を始めている6社の事業化戦略とは

知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
  • 2021/08/02
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 083 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。 今回は、ロボタクシーについてご紹介します。 ロボタクシーとは、自動運転車を使ったタクシーサービスです。現状では、L4自動運転技術の車を使って乗客を乗せた試験運行が各地で進められています。 L4自動運転は「一定の条件下での自動運転」なので、その一定の条件の定め方にもよりますが、実際の公道を走行すれば、この条件から外れる状況が生まれます。そのため、安全監視員と呼ばれる乗務員が運転席に乗り、条件下ではハンドルから手を離し自動運転をし、条件から外れると手動運転をし、さらに万が一の場合は緊急停止をするということになっています。 これはロボタクシーサービスの事業化という面では大きな問題になります。自動運転の特長は、「運転手が不要で、何時間でも連続稼働ができる」という人件費の削減と効率的な運用ができる点にあります。しかし、安全監視員とは言え、人を乗務させなければならないのであったら、この特長が活かせません。それどころか、車両の製造コストは一般車の数倍になるわけですから、タクシーサービスとしては人間のタクシーに負けてしまうのです。 では、どうしたらいいのか。あくまでも完全無人運転を目指す企業もありますし、MaaSなどと組み合わせて、タクシーサービス単体ではなく、MaaSとして利益を生み出そうと考える企業もあります。 現在、ロボタクシーサービスの試験運行を始めている企業は数社ありますが、面白いのは、その事業化戦略がそれぞれに違っていることです。どの企業も、知恵を絞って、さまざまな方法で事業化を模索しているというのが現在の状況です。 これは、逆に言えば、中国の自動運転は、実証実験や試験運行の段階を終え、事業化の段階に差し掛かっているということです。 そこで、今回は、ロボタクシーサービスの試験運行を始めている6社を取り上げて、どのような戦略で事業化を目指しているのかをご紹介します。 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 083 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼目次▼ 簡単ではない自動運転ロボタクシーの事業化。試験運行を始めている6社の事業化戦略とは 小米物語その2 アリババ物語その2 今週の「中華IT最新事情」
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