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言いすぎか!!
弁護士北村晴男 本音を語る
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Vol.121
2021.7.15
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目次
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【1】 『マスコミの「報道しない自由」を
国民は求めていない』
【2】 『北村晴男の"素"』
【3】 『番組出演予定
イベント情報』
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【1】 『マスコミの「報道しない自由」を
国民は求めていない』
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「赤木ファイル」の
最重要事実を報じないマスコミ
6月22日、「森友学園」への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局元職員の赤木俊夫さんが改ざんの経緯を記した文書、いわゆる「赤木ファイル」が国から遺族に開示された。
そこには、どう書いてあったのか。
阿比留瑠比さんが、6月24日の産経新聞に「財務省文書改竄(かいざん) 忖度(そんたく)説の崩壊」と題し、コラム「極言御免」の中で詳しく書いている。
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「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」
国会やマスコミはこの点に関して、延々と売却に際して「森友学園側への配慮」や当時の「安倍晋三政権への忖度(そんたく)」があったと追及してきたが、赤木氏自身がそれを否定している。また、赤木氏自身の「国有地の売却価格の減額自体に特に問題はない」との考えも示されている。
この問題では昨年10月、赤木氏の元上司の音声データも公表されたが、元上司もまったく同じことを述べていた。
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「元上司の音声データ」とは、赤木さんの奥さんが国を訴えた際に開示されたものだ。
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「安倍さんとかから声がかかっていたら正直、売るのはやめている」「忖度みたいなのがあるみたいなことで(記載内容を)消すのであれば絶対消さない。あの人らに言われて減額するようなことは一切ない」
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「あの人ら」とは、官邸を指している。
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そして元上司は、改ざんにまで追い詰められた理由をこう赤裸々(せきらら)に明かした。
「少しでも野党から突っ込まれるようなことを消したいということでやりました」「少しでも作業量を減らすためにやった」
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つまりこれは、野党による「資料を出せ」「ヒアリングするぞ」という国会追及、資料請求、ヒアリング要請、その洪水を避けるためだったということ(動機はどうあれ、改ざんが許されないことは言うまでもない。)。
しかしながら、これについては、テレビも、産経新聞以外の新聞も、まったく報じていない。
重要事実のカットは捏造(ねつぞう)報道そのもの
赤木さんはこの文書で、何と言っているのか。
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赤木氏は文書で、財務省理財局側が当時の佐川宣寿局長の名前を挙げて改ざんを求められたことを明らかにしている。
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つまり、佐川局長が改ざんを指示したということ。
では、佐川さんはどう言っているかというと、
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「丁寧さを欠いた」「言い訳になるが」と断りつつ、「連日連夜、朝までという日々で、本当に休むこともできないような、毎日ご質問を受ける中で、(答弁内容確認の)余裕はなかった」
「レクチャーを受ける時間もほとんどなく、原課で作った答弁資料を入れてもらい、順次読み込んでいるという状況だった」
「ほとんど全員の質問者が森友の質問をされるケースもあった。本当に何十問なのか100問を超えるのか分からないが、(答弁準備が)事実上間に合わないケースもあった」
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つまり、時間的な余裕がなく、正確な答弁ができなかったという説明。
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これらは赤木氏の元上司の音声データ証言とも符合(ふごう)する。(思い込みによる)野党の激しい追及が理財局の過重労働を生み、佐川氏のその場しのぎの誤答弁につながり、そのしわ寄せが近畿財務局にいって文書改ざんという(あってはならない)事態を招いたとの構図が見えてくる。
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安倍晋三さんの秘書が、この阿比留さんのコラム「極言御免」を引用して、下記のツイートをした。
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赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」。この証言がいわゆる「報道しない自由」によって握り潰されています。
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これを受けて、私もツイート。
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赤木氏の上司の告白テープが、奥様が国を訴えた訴訟で提出され、そこでも、「官邸の忖度などするか」「改ざんの動機は野党による執拗な質問をかわすため」と明言。TV・新聞はこの最重要事実をカットして印象操作。政権批判に酔い、報道の自由を歪(ゆが)める者に未来はない。重要事実のカットは捏造(ねつぞう)報道そのもの。
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現時点(7月14日)での「いいね」が1万8,000。「リツイート」が7,208。「引用リツイート」が203。インプレッションを見ると、約68万8,000人が、私のツイートを読んでいることがわかる。
報道しない根拠を示すべき!!
昨年、赤木さんの奥さんが国を訴えた訴訟で「上司の告白テープ」が出た際に、マスコミは「上司の告白テープが出た」ことだけを報じた。だが、最重要事実である告白の中身は、いっさい報じない。「これはメチャクチャな報道だな」と思っていた。
これについて、報道側の言い訳は、一応、以下のようなことが考えられる。
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