5W1Hの使い方

前田安正の「マジ文アカデミー」
「5W1Hは、文章を書くときの要素だ」などと、よく言われる。この中の「H」は「HOW=どのように」だということは、比較的わかりやすいかもしれない。しかし、研修などで「5W1H」の「5W」を尋ねると、 「いつ、誰が、どこで、何を、どうした」 という答えが、結構な割合で出てくる。 5W1Hの5Wって何? いつ=WHEN 誰が=WHO どこで=WHERE 何を=WHAT どうした=DO/DID 「どうした」は5Wの要素には入っていない。言うなればこの文型は、4W1Dになっている。しかし、「いつ、誰が、どこで、何を、どうした」が口をついて出てくるのには、理由がある。これで文が書けてしまうからだ。例えば 1.きのう僕は動物園でライオンを見ました。 この要素を見てみると、 きのう=いつ・WHEN 僕は=誰が(は)・WHO 動物園で=どこで・WHERE ライオンを=何を・WHAT 見ました=どうした・DO/DID こんな具合に、4W1Dで簡単な文が書けてしまうのだ。しかし、ここから先の展開に困って、「よかったです」「楽しかったです」などをつけて収めてしまう。800字の文章であっても大まかに仕分けすると、こんなパターンにはまることが存外多い。 では、残りの「W」は何か。
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