FRBに救われた日銀
先週、FRBが利上げを前倒しするとの観測から株価が下落したのを受けて、週明けの東京市場でも日経平均が一時1000円以上下げ、市場に動揺が走りました。しかしニューヨークの反発を受けて東京も翌日には下げた分の大半を取り戻しました。市場の戻し以上に日銀には追い風が吹いたようです。
18日の黒田日銀総裁会見では、これまでになく日銀への風当たりが弱くなり、総裁の表情にもこれまでに比べると余裕が見えました。環境問題への質問が多く、これまでの物価目標未達、追加緩和措置への催促も目立って減りました。コモディティ価格などの高騰が米国や中国のインフレ圧力になり、FRBの緩和姿勢に修正の兆しが見えてきたことが、日銀には助け船になりました。
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