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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 063
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、春節についてご紹介します。
中国や韓国、東南アジア各国では、新暦の1月1日ではなく、旧暦の正月である春節を盛大にお祝いすることはよく知られています。この季節は、いまだに都市で働いている人も故郷に帰省をし、親子数代が集まって、春節休みを楽しみます。
しかし、今年は新型コロナの感染対策により、長距離移動が制限をされ、多くの人が帰省をせず、都市で年越しをすることになりました。このように都市で年越しをする人たちは「原年人」と呼ばれるようになりました。また、ビデオ通話などで新年の挨拶をする「雲拝年」、スマホ決済でお年玉を送る「雲紅包」という新語も登場しています。
春節には、昔ながらの慣習も残っていますが、テックサービスが普及をし、色々な面で様変わりをしています。
生活系のテックサービス企業も、春節はサービスの普及が都市から地方都市、農村へと広がる重要な時期だと考えています。今、テック企業が狙っているのが、地方都市と農村の下沈市場と、高齢者の銀髪市場の2つです。春節は、感度の高い都市の若者が帰省をし、親世代に新しいテックサービスを伝播してくれる重要な時期なのです。
今回は、テックサービスによって、春節の慣習がどのように変わり、テック企業はどのような施策を行なっているのかをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 063
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▼目次▼
テック企業にとっての春節。テックサービスを地方と高齢者に伝播をさせる重要な時期
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