Vol.50 垣屋美智子の「キイトク」--日本社会における女性の虐げられ度合い/風の時代の企業と従業員の関係

垣屋美智子の「キイトク」
━━━━━━━━━━━━━━━ 垣屋美智子の「キイトク」 Vol.50 - 2021年2月15日 ━━━━━━━━━━━━━━━ 毎月 第1月曜日・第3月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━ さて今回は以下の内容でお届けします。 ━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.50 - 2021年2月15日号の目次 ・日本人女性はこんなに虐げられている!数字で見る日本社会における女性 ・Q&Aコーナー:風の時代、企業と従業員の関係はこう変わる! ・終わりに:Clubhouseのビジネスモデル ━━━━━━━━━━━━━━━ ■ Q&Aコーナー Q)「風の時代」と聞きます。中小企業は「組織」として機能させることは社長の思いを実現させるためにも非常に重要なことだと思うのですが、これは風の時代においては時代遅れになるのでしょうか? わたしの夫はベンチャーではありませんが、小さな会社を経営しており、資金が潤沢であれば良い人材を獲得できますし、そもそも従業員に高い能力を必要とする仕事内容ではない場合もあります。そうした中で、社長が目的を成し遂げるためにトップダウンで組織を機能させることがとても大切だと横から見ていて感じます。 一方で風の時代、個々が自由に動いていく時代というのも共感しますが、違和感もあります。 美智子さんは日本の企業と外資系と両方在籍され、今はご自身で経営もされていると認識しているので、ご意見をお聞きしたいです。 A)ご質問ありがとうございます。 まず「風の時代」というのを知らないという読者の方のために少し「風の時代」を説明します。 これまでは土の時代と言い、形あるモノを所有することを求めた時代でしたが、風の時代は、風が目に見えないように、情報や知識など形のないものが重視され、持つことから知ることを重視、所有する生活からフレキシブルな生活へと世の中の価値観が大きく変わると言われています。 スピリチュアルは苦手という方もいると思いますが、今、風の時代が話題になっているのは、昨年(2020年)の時代の変化(リモートワークの増加、ワーケーションなど地方への移住ケースなど)を考えれば、決して違和感のあることではないと思いますし、今までの価値観をもう一度棚卸しする機会にもなると思います。 そんな時代の流れの変わり目に会社を経営されているご夫婦ですから、従業員の会社への所属意識が薄れるというのは会社の理念や方針を通す上で困難な状況になるのではないかと考えられているのはよく理解できます。 ただ、私はこれはむしろ会社経営においてはポジティブな時代の流れだと感じています。 これからはこれまで以上に速いスピードで物事が変わり、会社経営においてもスピーディーな判断が重視されるはずです。 既にこのスピード社会は始まっていて、スピーディーに会社のための判断ができない上場企業がこの10年ですっかり世界経済でのプレゼンスを下げたのは言うまでもありません。 そしてその理由というのは、会社存続のために最も良い判断をしなければいけない場面で、「自分やその仲間にとって良い判断」を繰り返した結果、10年もたてば存在感がなくなってしまったということなのだと考えます。 この「自分やその仲間にとって良い判断」というのが結果として会社存続には繋がらない間違った判断なのです。
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  • 垣屋美智子の「キイトク」
  • 垣屋美智子です。証券アナリストとして10年間従事した後、現在、スタートアップ企業の財務面・経営面での支援をしたり、執筆・講演活動をしています。経済状況の変化をリアルタイムに感じる環境で過ごしている分、生き方、働き方、子育て等にどう影響するか、書きたいことは沢山あります。メルマガならではのQ&A形式で、限定した読者との場だからこその、深堀りした考え、とっておきな情報を絡めて回答します。たまにここだけに留めたい話も特別号として号外を発行予定。
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