「暴走中国」 安保と経済で落とし穴に嵌まり 自ら危険信号発す

勝又壽良の経済時評
  • 2021/02/01
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二大リスクに直面の中国 安保では南シナ海と尖閣 米の深慮遠謀で守り完璧 中国の生産人口減少一途 中国は、米国トランプ政権による「米国第一主義」の間隙を縫って、世界外交の主導権を握れるチャンスを掴めないどころか、大きな失敗に陥った。新型コロナのパンデミックをもたらし、世界経済を大混乱させたからである。それだけでない。香港への国家安全法導入で民主化弾圧、新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒の100万人拘束、南シナ海での島嶼占領による人工島建設、軍事力で台湾をねじ伏せようとする強硬策など、数え上げたらきりがない「いざこざ」を生んでいる。 香港への国家安全法導入は、中英で結ばれた「一国二制度」を破棄するもので、条約や協定という国際間で遵守されるべき国際法に違反した。これが、中国への信頼感を根底から奪うことになった。また、中印国境における中国軍のインド軍急襲で、約20名を殺害する軍事紛争を引き起した。これに反発したインド政府は、経済面での対中国関係を見直し制裁に踏み切っている。これを契機に、インドは日米主導の「インド太平洋戦略」(日米豪印=クワッド4ヶ国)の関係強化に乗出した。
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  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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