…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
第623回 トランプの背後にいる本当の勢力、カール・ヨハン・コルマン博士が最近言っていること
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
▼今回の記事
今回は今年最初の記事になる。今回は、前回の続きとして、トランプを背後から支える超富裕層のリバタリアン勢力について書く。「Qアノン」の真の正体については次回に書く。
最後に、マヤカレンダーのユニークな解釈で有名になったカール・ヨハン・コルマン博士の最近の記事を紹介する。
▼共和党の背後にいる勢力、超富裕層のリバタリアン
※おわびと訂正
記事を書く前に一言おわびと訂正をしたい。前回の記事ではチャールズ・コークが去年亡くなったと書いたが、死亡したのは弟のデビッド・コークのほうであった。訂正させていただきたい。
いよいよ激動の2021年が明けた。今年は昨年以上に激動の年になると思われる。このメルマガでは、大きな変動に事前に備えるためにも、日本では報道されない重要な情報を紹介してゆく。今年も期待してもらいた。早速、今回のメインテーマを書く。共和党の背後にいるリバタリアン勢力の実態についてである。
1月6日に上下両院合同会議が開催され、そこで12月14日に行われた本選挙の開票が実施されているものの、やはり予想された通り、議会前では混乱が続いている。
この記事は1月7日の午前に書いているが、トランプの呼びかけで議会に向かったトランプ支持者の一部が議会に侵入した。周囲で平和的に抗議していた女性一人が、警察に首を撃たれてで死亡した。ワシントン市はデモ隊を排除するために、1100人の州兵を動員した。議会内からは暴徒は排除され、トランプ大統領も家に帰るように促した。
また8つの民兵組織が連合したサイト、「ミリシア・ミー(Militia.me)」では、不正選挙によって民主主義が奪われたとして、武装闘争の開始を宣言した。筆者は3年前の2018年に「2020年にアメリカは分裂する」という本を書いたが、まさにこの本で予想した通りの状況になりつつある。
ただ、開票結果はすでに決まっているので、ジョー・バイデンの第46代大統領就任が確定する予定だ。
日本でも報道されているので周知だろうが、この開票に異議を主張する上院議員と下院議員が現れた。テキサス州選出のテッド・クルーズ上院議員を筆頭にした11人の現職と新人議員たちだ。彼らは、不正選挙の主張を検証するため、議会が委員会を設置するよう求め、選挙結果の最終確定を10日間延期するよう主張している。さらに共和党からは、約140人の下院議員が、バイデンの当選の認定に反対する意向を示している。
この動きは、合衆国憲法修正第12条で、それぞれ1名以上の下院議員と上院議員が選挙結果の確定に異議を主張すると、2時間ほど開票作業を止めて審議し、その後に選挙結果を確定するのかどうか投票する規定になっているからだ。共和党の一部の議員は、この規定に基づき、少なくともバイデンの勝利を未確定にするつもりだ。
だが、これが実現されるためには、上下両院の過半数の票がなければならない。いまは共和党の首脳陣と大多数の共和党議員はバイデンの勝利を認めているので、投票をしてもこの決定が覆ることは実質的に不可能であると見られている。
●異議を唱える共和党議員の背後にはコーク一族
では、いまの状況となってはバイデンの勝利は揺るがないにもかかわらず、なぜ一部の共和党議員は開票結果の確定に異議を唱えているのだろうか?バイデン政権の発足後もトランプは国民運動のリーダーとして影響力を維持し続けるため、これを自分の支持基盤に取り込むためのパーフォーマンスだという見方も強い。自分は最後までトランプを支持したという国民へのアピールだ。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)