感染者数が増えて、ますますコロナ騒ぎが拡大している。
これでますます冬の自粛が進むだろうし、家に閉じこもる人が増え、人との会話が減ると、セロトニンの分泌も減るし、鬱気分の発散も困難になるからうつ病や自殺が増えることが容易に予測されるし、現実に増えていることは前にも述べたとおりだ。
そこで気になったのが、世間では良心派といわれている玉川徹というテレビ朝日の社員コメンテーターの発言だ。12月14日のモーニングショーで、今回の自粛で自殺が増えていることが問題になった際に、「因果関係がはっきりしない」と切って捨てた。
この点では、まだ弱者切り捨て的な発言の多い、山口真由という人のほうがましで女性の自殺が増えていることを憂えていた。
そもそもテレビというのは、直接的な犯罪については、正義の味方の顔をして、加害者をコテンパンに叩きのめすが、統計学的に、それが原因で死が増えているものに関しては、知らぬ顔をする。
たとえばツィギーというやせすぎモデルの出現以来、拒食症という病気が生じ、アメリカのプレイボーイ誌のセンターフォールドの女性モデルのウエストのサイズと拒食症の患者数に相関があるという論文が出ていても、「因果関係がはっきりしない」ということで、毎年100人の死者が出ても、やせすぎタレントを使い続けるのが日本のテレビ局だ。
あるいは、自殺報道と自殺者にははっきりした相関があるというUCSDの研究やWHOなどの勧告を無視して、派手な自殺報道を繰り返すのがテレビ局だ。
海外では、重大な相関関係があって、人の死を防ごうといろいろな国際機関が勧告しても「因果関係がない」とか、自己責任だというのが、テレビ局の姿勢なのだろう。
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