犬の問題行動のカウンセリングをしていると、多くの人は「犬の過去」と、「今ある問題」をリンクさせます。
「昔、虐待を受けていて犬だから、今、人を怖がります」とか、
「昔のトレーナーさんが犬を殴って以来、犬の行動がおかしくなった」とか、
「仔犬のとき、激しく叱ったことがあるから、こういう問題が始まった」とか・・・犬の問題行動に「原因」を探るんです。
もちろん、「原因を見つける」ということは、私でも行います。
でも私が見つけようとする原因は、「犬の過去に受けた行動や行為」ではありません。「今ある原因」です。
「点」(現時点)です。
過去に遡って、原因を追究するのではありません。
でも多くの一般飼い主さんは、「犬の過去に受けた行動、行為」に原因を直結したがる傾向にあります。
『犬は点で生きている』ということは、以前のメルマガにも書いていると思いますが、
だからこそ、今回は掘り下げて『犬を点で見る』というテーマで書かせてもらいます。
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