2020年10月2日号(Vol.129)-Win-Winの向こう側へ&国際情勢の裏側(2件)

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第129号(2020年10月2日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 毎週お読みくださりありがとうございます。 さて、第1部【無敵の交渉・コミュニケーション術】のコーナーでは、 今回は【Win-Winの向こう側】についてお話しいたします。 皆さんもウィン・ウィンという言葉をよくお聞きになるかと思います。 はい、私も属しているとされるハーバード交渉術のGetting to Yesで紹介されたアイデアで、 その後、日本はもちろん、世界中でトレンドとなりました。 しかし、その提唱者も認める通り、Win-Winは必ずしも交渉におけるベスト・マインドセットではありません。 今回は【Win-Winの向こう側】と題してお話ししてみます。 そして国際情勢に目を移すと、今週はいろいろな案件が進行中です。 一つ目は、9月29日(日本時間30日)にアメリカ大統領選挙第1回討論会がありました。 私の感想については、すでに号外に書きましたが、イメージとしては 『70代のおじいちゃんたちが、子供みたいな喧嘩を90分にわたって繰り広げ、 それをアメリカ国民のみならず、世界200か国近い国々の国民が目撃した』という悲劇的な茶番劇でした。 号外でも書きましたが、一番の敗者はアメリカ国民でしょう。 あと2回両候補のディベートがありますが、どのように戦略を立て直してくるか注目です。 もちろん、次に開催される副大統領候補のディベートも注目です。 特にバイデン氏の副大統領候補カマラ・ハリス上院議員が、 “大統領”としての資質があるのか否かを占うため、とても注目です。 二つ目は、大統領選挙第1回討論会でもたびたび出た【米中問題】です。 こちらについては、メディア的にはあまりニュースになっていないので休戦状態かと思われるかもしれませんが、 ちゃんと激しく続行中です。 これまでと様相が変わっているとすれば、欧州各国の中国離れが加速していることと、 アジア各国が選択した“中国との距離感”でしょうか。 微妙にですが、中国への脅威・恐怖心の度合いが増しているように思います。 この微妙な米中間のバランスの中で、日本はどのような立ち位置を選ぶのか。 非常に注目です。 三つ目は、9月27日に勃発し、激化の一途をたどっているアルメニアとアゼルバイジャンとの間の戦闘です。 両国間の係争地とされるナゴルノカラバフを舞台に両国軍が激しい戦闘状態に陥っています。 欧米諸国・ロシアは両国に停戦を呼び掛けていますが、今のところ停戦に向けたきっかけがつかめていない状況です。 トルコからの支援を受けて知らず知らずのうちに軍備が圧倒的に近代化されたアゼルバイジャン軍と、 これまでロシアの後ろ盾もあり優位にあったアルメニア軍が久々の交戦に至りました。 この戦闘は、マイナーな戦争ではなく、拗れた場合は、旧バルカン半島のように、世界の火薬庫になってしまうかもしれません。 詳しくは【2】のコーナーでお話しいたします。 他には【コロナワクチンを巡る外交で完全に蚊帳の外に置かれた国連】についての話題や、 【世界で進む止まらないESGと脱石炭の動き】などいろいろとネタはありますが、 これらはまたまぐまぐLive用のネタとして置いておきます。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★
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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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