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スピーチコーチ・森裕喜子の「リーダーシップを磨く言葉の教室」
号外/2020年9月30日号
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●ご挨拶
みなさま、こんにちは。
スピーチコーチの森裕喜子(もりゆきこ)です。
本日、日本時間では、9月29日(水)午前10:00から行われた、
米国大統領選討論会の様子をレビューいたします。
(始めに)
このメルマガでは「大統領候補者がどんな風に何を話したか」
記憶に残った「話し方」「言葉」「場の雰囲気」等について考察します。
立候補されるすべての方に敬意を払いながら
「伝わるリーダーとは」の視点で書くものです。
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2020年9月28日(火)夜9:00(米国オハイオ現地時間)から行われました。
BSNHKの生放送で観ました。(同時通訳版)
アメリカの有権者は、1億人以上の人がこの番組を見るそうです。
ものすごい視聴者たちが、エンターテイメントのように楽しむといいます。
「この人、どんな人?」を有権者は知りたい。
政策も大事だけれど、
候補者の表情や話し方、声の調子、服選び、相手の話を聞く態度などを見るわけです。
何を言うか「言語メッセージ」も大切だが
どう言うか「非言語メッセージ」も大いに影響するのが大統領選。
大統領選はちょっと遠い世界のようですが、
我らビジネスに活きる者としては、
トップリーダーの言語・非言語メッセージを見る絶好の機会。
ご自身のスピーチやプレゼン画面でも参考にしていただけるよう、
スピーチコーチの視点でのレビューをお届けします。
今夜のニュース番組の予習?のような感じで
お読みいただけたら幸いです。
◆米大統領選の行方を決める討論会の1回目
場所は、選挙戦の鍵を握るオハイオ州。
初めての直接対決、90分の勝負、テーマ6つについて討論。
現状を簡単にまとめました。
*見所:予測不可能なトランプさん、バイデンさんがどう反応するか?
*直近の支持率(日本時間9/30 AM7時)トランプ氏43.2%、バイデン氏49.3%
その差6.1%でバイデンさんがリード。
前回大統領選同時点でヒラリー氏がトランプ氏に2.3ポイント、リード。
バイデンさんの優勢さがわかりますね。
*トランプさん情報
この討論会直前には、納税疑惑や不規則発言が懸念。
最高裁判事指名の件でも話題になりました。
支持率で少し負けているトランプさん、今回の討論でどんな作戦に出るか?
*バイデンさんは現在77歳。
就任すれば米大統領史上最高齢、年齢的に健康不安などが懸念材料?
この討論会はそれらを払拭するチャンス。
◆6つのテーマで討論
1テーマに15分。
テーマ決定および司会はフォックスニュースのクリス・ウォレスさん。
<6テーマ>
・両候補の実績
・連邦最高裁判事
・新型コロナウイルス
・経済
・人種問題と治安
・選挙の公平さ
◆両者の第一印象比較
ご両人が登場、いずれも紺のスーツ。
画面背景は薄いブルーでしたから、濃紺はよく映えます。
ステージの足元は、赤い円形に星マークが入ったカーペットです。
あえて舌戦を落ち着かせるような、夜空のような雰囲気が。
会場には、もちろん人はいません。トランプ氏、バイデン氏、司会のクリスさんだけ。
トランプさんは白いシャツ、紺に細い赤のストライプが入ったネクタイ。
やっぱり今日もジャケットのボタンは閉めていらっしゃいません。
トランプさんのボタン外しは、前回選挙からの謎。
パリッとスーツを着こなす姿も米国大統領のイメージだったのですが、
トランプさんになって大きく変わってしまいました。
一方、
バイデンさんは、というと、
ちょっと意外な
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