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スピーチコーチ・森裕喜子の「リーダーシップを磨く言葉の教室」
号外/2020年9月12日号
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2020年9月12日(土)13:00〜
自民総裁選討論会、生中継を見て
「石破氏菅氏岸田氏はどう話したか?」話し方考察レビュー
をお届けします。
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土曜日。NHK生中継を見ながら、パソコンをカチカチしております。
経営層のスピーチコーチ、森裕喜子です。
いま、自分の国のリーダーを決める時。
実際に自分では一票投じられないわけですが、
(また、すでに結果は想像に難しくない状況かもしれませんが。)
それでも!
聞いてますよ、国民は!
とアピールすることで初めて
国民と政治、政治家と国民、
この間にコミュニケーションが起こるのではないか、と思います。
コミュニケーションはキャッチボール。
投げる人と受け取る人が両方いて、初めて成り立つもの。
ならば、聞こうではありませんか、討論会。
国民の1人として、
スピーチコーチとして今できること。
それは、総裁候補の話を聞くこと。
新時代を創る大河の一滴ですが、
パワーリスニング(目的と興味を持って聞く)で聞きました。
◆政治家、という話し手
少々恐縮ですが、政治家とは大変興味深い方々です。
見ていてとても面白い。重ねて言いますが、興味が湧く!の意味。
何に、というと「話し方」です。
話し方は生き方。
私はそう考えています。
どんな風に話すか、には、その人の生き方・考え方・人生哲学・視座・心理が見える。
心と体はつながっています。
ならば、話し方が変われば人生も変わる、と私は考えています。
経営者のスピーチトレーニングでは
その方の「生き方(お仕事における)」にふさわしい本来の話し方をしてほしい!と思って取り組んでおります。
<この記事の目的>
どなたでも知る「公人」のみなさまの話し方を通して、
読者の皆様がご自身の発信力を高めるためのヒントとしていただく。
そのための記事です。
登場する方々お一人おひとりに最大限の敬意を払いながら、
「話し方」の考察をまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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◆討論会レビュー
会場は日本記者クラブ。
いつも見る、黄緑に金色のお印のバックパネル、
ベージュのカーテンが登壇者の背景にあります。
ディスタンスたっぷりのステージ。
会場には記者のみなさまがいっぱい。
討論会スタート。
ます、冒頭2分で、
石破氏、菅氏、岸田氏、各々からメッセージが出されました。
「目指す国家像はどんなものか」
<石破さん>
「一人一人に「居場所」があり、一人一人が「幸せ」を実感できる国を作る。」
いつも通り、言い澱みゼロ、言い直しほぼゼロ。
ゆったり話して言葉に無駄がない。
語尾は全て言い切る。
一文が短い。
伝わる話し方の基礎をそのまま実行されている印象。
そして、巧みなのが、具体例をいくつも重ねて言及される点。
石破さんの話の特徴ですね。
先日の「演説会」(レビューしました、号外記事あり)とはちがう、
どっかりした安定感の話ぶり。
ザ・石破節。
今日もそれが聞けそうです。
<菅さん>
「自助共助公助、そして絆 規制改革」
菅さん、今日は目線が聞き手を見ています!
官房長官時代、そして、先日の演説においても、
目線は手元原稿でした。
ですが、今日はちがう。
本日の第一印象は、
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