『同調圧力』なる本が売れているらしい。
マスクをしていないと気まずい、外で飲んでいるだけでも気まずい、店を開けていると何を言われるかわからない、このような雰囲気に同調圧力を感じている人がそれだけ多いということだろう。
もちろん、私も同調圧力の文脈で、現状を考えることはあるし、間違っていると思えない。
しかしながら、私としては、むしろ「人に迷惑をかけてはいけない」文化の要素のほうが大きいように思っている。
マスクをしないで人にうつしていいのかというかくあるべき思考が蔓延しているので、人にうつすようなことが許されないし、そういう可能性のある(実際は、実際にコロナウィルスをもっていない人、おおむねPCR陰性ならそう考えていい、がうつすことはない)人など1000分の1くらいだろう。ウィルスをもっている人であっても、マスクをしていなかったとしても、一緒におしゃべりなどをしないのであれば、うつす確率は10分の1もないだろう。相手が高齢者でなければ、うつったとしても重症化する確率は10分の1もいかないだろう。
マスクをしていなくても、人に迷惑をかける確率は1万分の1とか、10万分の1なのだが、人に迷惑をかける人間と見なされる社会ということだ。
そして、人に迷惑をかける人間に異様に不寛容なのがこの日本という国だ。
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