第602回 新型コロナウイルスの蔓延はどうなるのか?AI予測モデルを参照、占星術のボーボルドサイクルから見た未来

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第602回 新型コロナウイルスの蔓延はどうなるのか?AI予測モデルを参照、占星術のボーボルドサイクルから見た未来 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回はメインテーマとして新型コロナウイルスの蔓延の今後について展望する。CDC(米疾病対策センター)も採用している独立系AIエンジニア、ヨーヤン・グーの予測モデルを再度参照して、今後の動きがどうなるのか見て見る。 最後に、占星術の「バーボルドサイクル」という歴史的な転換点を予測する占星術の理論から、2020年以降の未来を外観する。 ▼新型コロナウイルスの現状 それでは早速今回のメインテーマを書く。新型コロナウイルスの現状と予測についてである。 新型コロナウイルスのパンデミックが止まらない。世界では2020万人が感染し、74万人が死亡している。また日本でも、1日の感染者数が1000名を越える日が多く、累積の感染者数は4万9000人近くに上り、死亡者数も1052人になっている。緊急事態宣言が発令された4月7日の感染者数は3906人だったので、いまはこの10倍になっている。 一方、日本では致死率やと重症化率は確実に低くなっている。緊急事態宣言が出された4月初旬にはゆうに5%を越えていた致死率だが、8月12日現在では2.15%となっている。この低下の原因はまだはっきりとは分からないが、日本では新型コロナウイルスに対する集団免疫が獲得された可能性も指摘されている。 このような状況なので、新型コロナウイルスに感染しても、たいしたことにはならないのではないかとの漠然とした雰囲気が蔓延し、新型コロナウイルスに対する警戒感が薄らぎつつある。これが原因で人々の行動が活発になり、感染をさらに拡大させているというのが現状だ。 ●新型コロナウイルスの新発見 しかし、そのような漠然とした安心感が拡大しつつあるなか、新型コロナウイルスの研究によって新たな発見が相次いで発表されている。新型コロナウイルスの「SARS-CoV-2」は新種のウイルスで、まだ正体はよく分かっていない。いま中国や韓国、そしてアメリカをはじめ世界各国で急ピッチで研究が進み、日々新しい発見が発表されている。 こうした発見の内容を見ると、実は新型コロナウイルスは思った以上に危険であることを示すものが多い。たしかに新型コロナウイルスは弱毒性で致死率がとても高いというわけではない。だが、新型コロナウイルスの感染がもたらす長期的な影響が少しずつ分かってきた。これは予想以上に危険なウィルスだ。 ●脳の長期にわたる影響 新型コロナウイルスの感染で注目されている発見のひとつは、脳への長期的な影響だ。ミシガン大学心理学部の研究チームによると、新型コロナウイルスの感染は筋痛性脳脊髄炎や慢性疲労症候群、そしてギラン・バレー症候群などの脳への長期にわたる影響を引き起こす可能性があるという。 新型コロナウイルスは肺だけではなく、脳にも感染が拡大することは知られている。脳に新型コロナウイルスが侵入すると、脳内に存在する特殊な免疫細胞が活性化する。しかし、それが起きると、免疫細胞は膨大な量の炎症性信号を出す。これによって、神経細胞間の接続は破壊される。 人間の記憶は神経細胞のネットワークによって維持されている。このネットワークが脳内の免疫細胞の暴走によって壊されるので、神経細胞間のネットワークによって維持されていた記憶が失われることを意味している。 病気としては、記憶障害や慢性疲労症候群、さらに筋痛性脳脊髄炎やギラン・バレー症候群などとなって現れ、その影響は新型コロナウイルスの感染から回復後も長期間続く可能性があるという。 ●無症状や軽症でも発現する慢性疾患 このような脳への影響は、重症化して回復した患者にしばしば長期的に見られる症状だという。しかし、感染者の80%以上を占める無症状や軽症の人々でも、感染の影響として慢性疾患が長期的に現れる可能性が指摘されている。 ミネソタ州の大手総合病院、「メイヨークリニック」の新型コロナウイルスの専門家であるグレゴリー・ポーランド博士によると、感染症の回復者から、長期的な疲労、頭痛、めまい、認知障害、脱毛、心機能障害、心筋障害、心筋症、不整脈、心肺機能の低下などが報告されているという。 そしてこうした症状の発現は、重篤の症状からの回復者のみならず、無症状や軽症だった患者にも見られるとして、最大限の注意を喚起している。 また、回復後1カ月から2カ月にわたって続く凝固異常という症状もある。これは、血液を凝固させる機能に異常が生じ、身体のあらゆる箇所に血栓ができる血栓症の原因となる。 ポーランド博士は、特に若い人たちは、軽症の病気だと見くびっているという。自分には症状がないので、もう注意しなくてもいいかなと思ってるようだが、データはそうではないことを示唆している。一度感染すると無症状や軽症の人々であっても、後に深刻な慢性疾患になる恐れがあるので、絶対に気を緩めてはならないとしている。 ●新型コロナウイルスの今後 日本の新型コロナウイルスの致死率は、欧米に比べると決して高くはない。2.1%ほどである。これはインフルエンザの致死率の0.1%の21倍ではあるが、感染者がバタバタと死ぬという状況ではない。圧倒的に多数の人々が無症状や、カゼ程度の軽症で回復してしまう。しかし、だからといって、決して安心してはならない感染症だ、無症状や軽症であっても、長期的な慢性疾患に苦しむことになる可能性があるのだ。とにかく安心してはならない。 では、このような新型コロナウイルスの蔓延はいつまで続くのだろうか?有効なワクチンが開発されて、比較的に早期に収束するのだろうか?それとも、ワクチンが効かない危険な進化型の変種が現れて、パンデミックはさらに拡大するのだろうか?ものすごく気になるところである。 そうしたとき、8月5日、世界でもっとも権威のある自然科学誌「ネイチャー」に「2021年以降、パンデミックはどうなるのか?」という題名の論文が掲載された。この論文によると、新型コロナウイルスのパンデミックが早期に収束する兆候はなく、蔓延は長期間続くだろうとしている。
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