三浦春馬さんが自殺したそうだ。(首をくくっているところを発見されたというのだから、かなり妥当な見解だろう)
2年くらい前から酒量がかなり増えてきていて、自暴自棄になっていたという証言もある。
だとすると、診断基準の上では、アルコール使用障害(アルコール依存症)にあてはまると思われる。
実は、アルコール依存症による自殺は年間7000人程度と推定されている。
彼もその一人であった可能性は小さくない。少なくともマスコミで書かれているネットでの中傷や、あるいは、きまじめな性格のためにうつ病のような状態になっていたとしても、アルコールが自殺の決行の契機になった可能性はかなり高い。
死にたいと思っている人が、アルコールを飲むと、本当に自殺行動をとってしまうというパターンは珍しいものではない。昔、新井将敬という有望な議員がある種の疑惑で逮捕許諾請求が出されていた際に、首つり自殺をした。この当時かなり落ち込んでいたようだが、ホテルのミニバーのアルコール類はすべて飲まれ、ウィスキーの空き瓶が散乱していたという。これが自殺決行のかなり典型的なパターンの一つだ。
肝機能障害なども含めると日本のアルコール関連死は、年間約50000人。コロナ死の比ではない。
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