トランプ大統領、ドル高容認発言の真意は

マンさんの経済あらかると
  • 2020/05/18
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トランプ大統領、ドル高容認発言の真意は 「強いドルを持つ好機」  トランプ大統領が14日、FOXビジネスニュースのインタビューでドル高を容認する発言をしたことに、市場参加者の多くが耳を疑いました。これまでドル高は米国の輸出企業に不利になるとして、度々ドル高をけん制する発言を繰り返してきたトランプ大統領です。その彼が「強いドルを持つ好機だ。我々がドルの強さを維持してきたために、誰もがドルを持ちたがっている」と発言したからです。 トランプ大統領に、いったい何が起きたのか、市場には戸惑いが広がっています。中には「よく考えずに思い付きで言っただけ」と信じない向きもあります。あるいは、ドルを下げようとしてもなかなか下げられないために、ドル高を容認せざるを得なくなった、との声も聞かれます。実際、トランプ氏が大統領に就任して以来、ドルの実効レートは3%上昇し、コロナ禍で安全通貨ドルの需要が高まっています。 しかし、ここには「やむなく」、あるいは単なる「思い付き」ではない戦略転換がありそうです。特に秋の大統領選挙を控え、中国との「冷戦」を強める中でドル高を戦略カードに使おうとしているようにも見えます。
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