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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第464号(2020/5/17) 主要国の株価は反動で調整/しばらく方向感に乏しい展開か
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ ブーケ・ド・フルーレットのHPには、マスコミ出演や、自主開催セミナー以外のセミナーも含めた、スケジュールを掲載しています。
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
☆過ぎし花~先週(5/11~5/15)の世界経済・市場を振り返って
<世界市場では、株価の反落色が表れた>
(まとめ)
前号のメールマガジンで「どういった市場動向が最もありそうかと言えば、このところ先進国の株価は堅調展開をたどっているため、一旦軽い下押しがあると、短期的には警戒しています」と述べましたが、実際先週の世界市場では、株価下落が優勢でした。また外貨市場では、総じてはリスク回避のための新興国通貨売り・米ドル買いが進みました(ただしトルコリラなどは例外的に上昇)。
そうして株価が週を通じては下落気味で推移したことや、とは言っても短期的には買い戻された局面もあったことについて、市況の解説では「これこれの材料で売られた(あるいは買われた)」と述べられていますが、本当にそうした材料で売り買いされたわけではなかったと考えます。実際には、株価が上がってくれば利食いや警戒感で売られ、株価が下げれば買いが入ったというだけであって、市場が動いた後で、その材料が後付けされているだけでしょう。特にパウエル議長の講演で株価が下がったというのは、「言いがかり」に近いと感じます。
(詳細)
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