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第137号.年金は75歳から支給しますという事ではないが、支給開始年齢の引上げの歴史と現制度の問題点

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
厚生年金は昭和29年5月に、この時は男子だけ55歳支給開始年齢から60歳支給開始年齢に引き上げられました。 女子、船員、坑内員(炭鉱で働いていた人)は55歳支給開始年齢だった。 昭和29年頃の平均寿命は男子63歳の女子67歳。 だから年金支給開始年齢も60歳支給というのはまあバランスは良い。 ちなみに女子を55歳支給開始年齢に据え置いたのは、昭和の時代は女子の就労期間が短かったから。 昭和の時代の厚生年金は基本的に20年以上を満たさないと貰えない年金でしたが、女子は寿退職をすると再就職という事は考えられない時代だったので、厚生年金期間を満たす人は少数派だからそのまま55歳支給開始年齢としていた。 今みたいに便利な家具があるわけではなかったので、一旦主婦として家事に入ると働きに出るなんて暇は無く、家事で1日潰れていた。 昭和30年頃から洗濯機や冷蔵庫などが出てきて家事はかなり改善されてきたけども。 その後、日本は少子高齢化の傾向が出始め、昭和45年に高齢化率7%に達して、高齢化社会となった(1994年に高齢化率14%の高齢社会となり、2007年に21%の超高齢社会に突入した)。 …

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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