厚生年金は昭和29年5月に、この時は男子だけ55歳支給開始年齢から60歳支給開始年齢に引き上げられました。
女子、船員、坑内員(炭鉱で働いていた人)は55歳支給開始年齢だった。
昭和29年頃の平均寿命は男子63歳の女子67歳。
だから年金支給開始年齢も60歳支給というのはまあバランスは良い。
ちなみに女子を55歳支給開始年齢に据え置いたのは、昭和の時代は女子の就労期間が短かったから。
昭和の時代の厚生年金は基本的に20年以上を満たさないと貰えない年金でしたが、女子は寿退職をすると再就職という事は考えられない時代だったので、厚生年金期間を満たす人は少数派だからそのまま55歳支給開始年齢としていた。
今みたいに便利な家具があるわけではなかったので、一旦主婦として家事に入ると働きに出るなんて暇は無く、家事で1日潰れていた。
昭和30年頃から洗濯機や冷蔵庫などが出てきて家事はかなり改善されてきたけども。
その後、日本は少子高齢化の傾向が出始め、昭和45年に高齢化率7%に達して、高齢化社会となった(1994年に高齢化率14%の高齢社会となり、2007年に21%の超高齢社会に突入した)。
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