コロナショックは時間との闘い
「感染拡大の影響急展開」
リーマン危機ともSARS感染とも違い、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は急スピードで進み、その経済への影響も急展開しています。その広がりの早さ、深刻さは「恐慌」という言葉を連想させるほどです。米国でのウイルス感染者はわずか2か月の間に50万人も増え、死者は2万人を超えました。
当初トランプ大統領は今回の新型コロナウイルスの感染拡大は小規模で短期的に終わると、楽観視していましたが、この1か月で認識は大きく変わりました。そして国家非常事態を宣言する羽目となりました。何か「想定外」のことが起きたようです。今年の秋に大統領選を控えるだけに、経済崩壊は避けたく、5月にも経済活動を再開したいとの意向を見せています。
それだけ、米国経済は急速に悪化しています。その象徴的な数字が雇用に表れています。2月まで順調に進んできた米国経済が、非常事態宣言で外出禁止、経済活動停止に追い込まれたこともあり、3月には崖を駆け落ちる形になりました。雇用者数は、2月の27万5千人増から、3月は一転して70万人以上の減少となりました。
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