コロナ恐慌からのV字回復が期待しにくい3つの理由
先週末に米国の雇用が急速に悪化を見せたように、世界経済はコロナウイルスの感染拡大によって、急速に悪化しています。ジャネット・イエレン前FRB議長は6日、CNBCのインタビューで、米国雇用の急速な悪化は衝撃的だと言い、4-6月の米国GDPは30%を超えるマイナス成長になる、との見方を示しました。まさに「コロナ恐慌」の感があります。
各国政府は財政金融両面から大規模な需要刺激策を打ち出しつつあり、一部にはその効果から、世界経済のV字回復を期待する見方が出ています。しかし、感染拡大に終止符が打たれ、経済封鎖、移動制限が解かれ、国民の間に不安が消えないと、その刺激効果は表れにくく、「見せ金」にすぎなくなります。現状においては、少なくとも以下の3つの要素から見て、V字回復は期待薄と見ます。
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