中国武漢市の「終息宣言」早とちり、米は科学力で対抗し最後は「米中経済分断」措置へ、韓国どうする?

勝又壽良の経済時評
  • 2020/04/06
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韓国メディアの西洋没落論 米国緒戦で敗れ捲土重来へ 防疫は非軍事的な安全保障 オババ前大統領の戦略復活 韓国は無思慮の自滅コース 新型コロナウイルス発症地である中国武漢市は4月8日、1月23日以来の都市封鎖を解除する。マスコミによっては、「終息宣言」の第一歩か、とする報道もみられる。果たして、そうだろうか。今回のウイルスは、終息したようでまたぶり返す二波、三波が予測されるほど、難しい感染症と診断されている。 この知見によれば、武漢市の「終息宣言」は早計と言わなければならない。現に、武漢当局は隠しているが、新しい感染者は出ている。4月8日の武漢市の封鎖解除は、多分に政治ショーの色彩が濃い。事前に決められた政治日程である。 こうした内部事情を精査しない韓国メディアでは、中国が終息宣言に向かっている一方で、欧米が悲惨な状態に追い込まれていると判断している。中国を始めアジア諸国が、迅速にコロナに対応しているとし、「西洋ブランドの終焉」という記事を流し始めた。 「世界最強国だという米国は中国を上回る感染者を出し、初動対応に完全に失敗した。民主主義と資本主義に代表される『西洋』勢力が全世界的な危機に適切には対応できないことを示した。勿論それが共産独裁社会である中国の体制優位を意味するわけではない。しかし、コロナへの対処で相対的に成果を収めた韓国、シンガポール、台湾などを含む『東洋』式の社会・経済体制の強みを再び知らしめるきっかけになったのは確かだ」(『朝鮮日報』(4月5日付コラム「『西洋』ブランドの没落とその後」)から引用)
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  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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