感染症が生む世界経済危機
楽観論が消えた中国の焦り
2度目のウォン売りは近い
中国武漢市で発症した新型コロナウイルスは、ついに欧米を舐め尽くす事態になった。昨年12月、武漢市の医師が「コロナウイルス」であると気付いた時点で、中国政府が世界へ情報公開していれば、これだけの惨事にならなかったはずだ。武漢市では情報を隠蔽されたまま、盛大な春節祝賀の宴を張っていたのである。これが、コロナウイルスをさらに拡大・蔓延させて、世界へばらまく結果となった。欧米が深刻な事態を迎えている背景だ。
イタリアで3月21日、1日の死者が約800人近くに急増した。累計の死者数は震源地となった中国をすでに抜いて世界最悪、5000人に迫ろうとしている。イタリア政府は4月3日まで、スーパー、薬局、銀行、郵便などのほか、交通機関や物流サービスを除くすべての企業活動を停止することを命じた。コンテ首相はフェイスブックに動画を投稿し、「第2次大戦後で最も深刻な危機」と述べ、「不可欠な生産活動のみ許可する」と付け加えた。以上は、『ロイター』(3月21日)が伝えた。
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